【犬のノミ・ダニ対策】愛犬をノミダニ被害から守る予防法

ノミダニの生態や予防方法

これからの時期に心配となってくるのが、わんちゃんの「ノミ・ダニ」の被害です。

ボストンテリアなどの短毛種は皮膚のトラブルにあいづらいとされていますが、油断していると愛犬にノミ・ダニが寄生する恐れがあります。

そこで今回は、これからの時期に活発となる犬のノミ・ダニの生態や種類についてみていきます。愛犬の健康を守るためにも、飼い主としての知識として確認しておきましょう。

犬に寄生するノミやダニが発生しやすい時期

まずはノミ・ダニが出やすい季節や時期を知り、愛犬を皮膚トラブルから守ってあげましょう。

ノミの発生時期

ノミは少しずつ温かくなる3月あたりから活発に行動をはじめ、7月~9月頃に最盛期を迎えます。

繁殖には13度以上の気温が必要とされており、高温多湿となる7月~9月はノミにとって最高の繁殖時期にあたるためです。ノミは屋内に生息していることも珍しくなく、成虫が屋内で見つかった場合、その周辺には大量の卵や成虫がいると考えられます。

ダニの発生時期

ダニ(マダニ)が活発に行動する時期は、成ダニは気温が15度を超える春から夏にかけて、気温が下がる秋から冬は、卵から孵ったばかりの子ダニが活発に動き出します。

近年では温暖化などの影響による気温上昇の影響により、マダニの行動時期も長期化傾向にあると考えられています。

犬に寄生する主だったノミ・ダニの生態や特徴

犬に寄生するノミ・ダニの種類は数多くありますが、そのなかでも代表的なものの生態や特徴をみていきましょう。

ノミの生態や特徴

日本における犬に寄生するノミ類として主だったものが、イヌノミとネコノミです。

イヌノミが猫に、ネコノミが犬にそれぞれ寄生することもあり、特にネコノミは宿主特異性が低いことから、犬への寄生も多くみられます。

イヌノミ・ネコノミはともに体色は茶色く、体の形は左右扁平です。ノミの特徴となる強靭なジャンプ力を生み出す、第3脚が特に発達しています。イヌノミとネコノミの判別は、頭部にある髭のような部位(剛毛)の長さや本数に応じて行われます。

ノミは成虫だけが犬や猫などの動物に寄生し吸血するため、卵や幼虫、さなぎなどの状態で発見した際は、成虫になる前に対処しなければなりません。

自身でできるノミ対策としては、ノミ・ダニ用シャンプーで定期的に体を洗ってあげたり、継続的な寄生を防ぐためには動物病院やネットでフィプロフォートなどのノミダニ駆除薬を使用する必要があります。

犬のノミ・ダニ

ダニの生態や特徴

  • マダニ

マダニにもさまざまな種類がいますが、犬に寄生する主な種類として、ツリガネチマダニやクリイロコイタマダニが知られています。マダニの成ダニは数ミリから1cmほどの体長をしており、脚の数が幼ダニのときは6本、成ダニになると8本へ変化するのが特徴です。

寄生数が少ない場合はピンセットで駆除できますが、無理に行おうとすると、マダニの頭部が犬の体内に残る危険性があります。

マダニは体内にさまざまなウイルスを媒介しているため、マダニを発見した際は、無理に駆除しようとせず動物病院で治療を受けるようにしましょう。

  • ニキビダニ(毛包虫)

ニキビダニは毛包虫とも呼ばれる、2~3mmほどのとても小さなダニです。犬に寄生するイヌニキビダニ、猫に寄生するネコニキビダニが主だった種類とされ、日本のみならず世界中に分布しています。

ニキビダニに寄生された犬に必ずしも症状が出るわけではありません。しかし、免疫力の低い幼犬や老犬などは、四肢の先端部分やその周辺に脱毛や化膿の症状が出やすいです。

  • ツメダニ

ツメダニは体長が0.4~0.5 mmほどで、大きな爪状の触肢を持っていることから、ツメダニと名称されました。フケの増加や脱毛、被毛の光沢が無くなるなどの症状がみられ、進行すると激しいかゆみを示します。

成犬においては、症状が出ないまたは発症しても軽症であることが多いですが、幼犬の場合は症状が強く出る傾向にあり、投薬による治療が一般的とされています。

  • ヒゼンダニ(疥癬虫)

ヒゼンダニは疥癬虫と呼ばれる、体長0.2~0.4 mmほどの球形をしたダニです。ほかの動物との接触によって感染し、宿主の体に穿孔(穴をあけること)したうえで、一生をそこで過ごします。

その際、耳介や四肢を中心に激しいかゆみを伴う皮膚炎を発症させ、重症化すると全身に病変が広がります。 投薬による治療が一般的で、複数回にわたる投薬が必要です。

また耳に規制するミミヒゼンダニは、点耳薬を1日2回使うだけで予防可能です。

ノミ・ダニが犬にあたえる影響

犬のノミ・ダニ

ノミやダニが犬にあたえる影響には主に以下のようなものがあります。

  • 激しいかゆみ
  • 脱毛
  • フケの増加
  • 皮膚の化膿
  • 出血、浮腫
  • アレルギー反応
  • 被毛の光沢がなくなる
  • 皮膚疾患以外の病気の発症

などのようにノミやダニの寄生によってさまざまな影響が出ます。上記すべての症状に気をつけなければいけませんが、特にこのなかで重視したいのは、「皮膚疾患以外の病気の発症」です。

マダニは体内に多くのウイルスを保有しています。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)など、犬だけでなく人間にも感染し最悪の場合、命の危険をともなうウイルスを保有している可能性があります。

したがって、日頃の対策やノミ・ダニ発見時の迅速かつ適切な対応が重要です。

ノミ・ダニによる被害を予防するには

ノミやダニによる被害を予防するためには、以下の項目に気を配る必要があります。

駆除薬の使用

ノミダニの駆除薬はペットの体重などにより投与する分量が異なってきます。ボストンテリアの平均体重は4.5〜11kgなので小型犬用か中型犬用のお薬が必要になります。体重を確認して、適切な量を与えましょう。

また、駆除薬の種類には、体に垂らすスポットタイプとおやつのように食べさせるチュアブルタイプのものがあります。最近のチュアブルタイプはビーフ味など犬が食べやすい味になっていて、簡単に与えることができます。どうしてもお薬を食べない子にはスポットオンタイプがおすすめです。

犬のノミ・ダニ

被毛のチェック

被毛のチェックを定期的に行うことで、皮膚の炎症やノミ・ダニの成虫や卵の有無を視認できます。

ボストンテリアのような短毛種であれば、被毛を指で開いた際に、ノミ・ダニの有無を見極めやすいですが、長毛種のワンちゃんだとそれも難しいです。

その場合は、ノミ用のブラシ(ノミ取り櫛)などで被毛をブラッシングし、皮膚から落下したノミ・ダニの成虫や卵を観察することで、寄生の有無を判別できます。

衛生管理を徹底する

ノミやダニは屋外だけにいるとは限りません。

ノミは屋内でも繁殖ができるため、ペットが使用している布製品をこまめに洗濯する、定期的に換気を行うなどの衛生管理を徹底しましょう。

愛犬の様子を観察する

かゆみによる過度なグルーミングや、かゆがる素振りを見せていないか日頃から観察しましょう。ノミ・ダニの有無を知れるだけなく、その他の病気やケガを早期に発見できる可能性が高まります。

また、ノミ・ダニが潜伏している恐れのある草むらに愛犬が入り込まないよう、散歩時などは注意して観察しましょう。

ノミ・ダニの被害は愛犬だけでなく人間におよぶことも…

ノミ・ダニの被害はあなたの愛犬だけなく、あなた自身にもアレルギーや皮膚炎などの影響をおよぼす恐れがあります。ノミ・ダニ対策は愛犬の健康を守るだけでなく、あなたやご家族自身を守ることにもつながる、ということです。

これからの時期、ノミ・ダニが活発に行動します。日頃からの対策を徹底し、愛犬とともにより良い時間を過ごしていきましょう。

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ボステリ

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