【犬の車酔い】愛犬が乗り物酔いする原因と対処法とは

犬の車酔い

車でドライブに出かけると車酔いする犬がいますが、あなたの愛犬はどうでしょうか?

動物病院へ行くときなど、車での移動が必要になる場合があるため、愛犬の車酔い対策は早いうちにおこないたいところです。

そこで今回は、犬が車酔い(乗り物酔い)する原因やその対処法について解説します。

愛犬のボストンテリアを乗せて一緒にドライブするためにも、飼い主に必要な知識として理解しておきましょう!

犬が車酔いする原因

犬が車酔いする原因にはさまざまなものがあります。

今回はその中から3つをご紹介します。

※同じ犬種であっても、車酔いの頻度や症状の強弱は、犬の年齢や体調などの個体差による違いがある点を留意してください。

三半規管や前庭への刺激

犬と人間の耳は構造がよく似ており、耳の奥にある三半規管や前庭とよばれる平衡器官が刺激されることで車酔いが発生します。

三半規管や前庭は、頭や体がどの程度動いたのか、どのように動いたのかを感知する器官です。そこに車の振動による刺激が継続的にあたえられることで、車酔いの症状、嘔吐や吐き気などが引き起こされます。

強い香りによる刺激

車の芳香剤などによる強い香りも、車酔いを発生させる原因だと考えられます。

嗅覚の強さは鼻腔内にある嗅上皮の表面積によって決まります。

人間の表面積が4㎠なのに対し、犬は18~150㎠ほどです。

そのため、人間以上に嗅覚から受け取る刺激への感受性が高く、香りによる影響を強く受けてしまうのです。

過去に受けたトラウマ

過去に車にまつわるトラウマがある犬は車酔いを起しやすいとする考えもあります。

過去に車内で吐いてしまった、気持ち悪い思いをした、などが影響するようです。

神経質な性格の犬に多くみられる傾向であり、トラウマの改善には時間を要するとされています。

車酔いを起しやすい年齢は?

犬の乗り物酔い

車酔いを起しやすい年齢には明確な線引きがありません。

ですが、体が未発達な子犬は車酔いしやすく、嗅覚や三半規管の機能が鈍くなっていることの多い老犬は車酔いしにくいといわれています。

あくまでも個体差があるため、全年齢の犬が車酔いする可能性は十分にあります。

犬が車酔いのときにみせる症状

犬が車酔いのときにみせる症状例には以下あげられます。

  • 鳴き声をあげる
  • 大量のよだれ(粘着性のよだれ)
  • 生あくび
  • 震える
  • 落ち着きがない
  • 元気がない
  • 下痢
  • 嘔吐 など

車酔いの初期症状として、不安からくる甲高い鳴き声や生あくび、落ち着きがなくなるなどが一般的とされ、同時にパンティングとよばれる口呼吸をします。

気温が高い日などに犬が舌を出しながらハアハアと呼吸している場面が思い浮かぶと思いますが、あのように早いリズムでおこなう口呼吸のことをパンティングといいます。

さらに症状が重度になると、下痢や嘔吐などの前駆症状として大量のよだれを流す犬も多いです。

車酔いによる命の危険は低いですが、ドライブの最中も愛犬の様子をしっかりと観察し、重度な症状が出た際は、近くの動物病院を受診するようにしましょう。

また、車酔いの初期症状に似ている病気として熱中症が考えられます。

熱中症は車酔いと違い命に危険をおよぼす病気です。

熱中症は夏場だけ気をつければいいと思われがちですが、冬場でも熱中症による死亡事故は発生しています。

そのため、季節を問わず車内温度が高くならないよう、エアコンなどを活用して犬が快適に過ごせる空間づくりをしなければなりません。

犬の車酔い対策とは

犬の車酔い対策にはさまざまなものがあります。

愛犬の性格や特徴にあわせて実行してみてください。

当日の食事を減らす

車酔いによる吐き気を防止するための手段として当日の食事を減らす方法があります。

食事直後のドライブは胃に負担をかけてしまうため、食後数時間してから車に乗せるようにします。

絶食によって胃の中を空にするという意見もありますが、極度の空腹も車酔いの原因となりますので、お出かけの数時間前に少量の食事をあたえるようにしましょう。

休憩を多く取る

犬の疲れや緊張を軽減するため、ドライブの途中に休憩をはさむようにします。

休憩なしでの長時間ドライブは人間でも疲れてしまいますよね。それは犬も同じです。

トイレ休憩や給水など、愛犬の様子と移動する距離を考慮しながら、休憩時間を確保するよう心がけましょう。

クレートに入れる

車からの振動が車酔いの原因となることから、愛犬の体を安定させる目的でクレートに入れます。

飼い主に抱えられる姿勢を好む犬もいますが、安定しない姿勢を取り続けると車酔いを起す原因となってしまいます。

犬の性格や特徴など個体による違いがあるため、飼い主に抱えられる姿勢で車酔いになるのであれば、車内の振動が少ない場所にクレートを設置し、そこに犬を入れるようにしましょう。

クレートに入れることで、急ブレーキなどのアクシデントが発生しても、犬の体を傷つけずに済むというメリットもあります。

定期的に換気をおこなう

車内の匂いを軽減するため、定期的な換気を実施します。

夏場はエアコン、冬場はヒーターを利用するため換気がおろそかになりがちですが、こもった匂いは犬の車酔いを引き起こす要因です。

定期的な換気によって車内の空気を入れ替え、犬がリラックスして過ごせるようにしてあげましょう。

車に乗る練習をする

車酔いを起しやすい犬の特徴として、車に慣れていないことが考えられます。

車に慣れていない犬は、緊張から車酔いを起す可能性が高いとされているため、日々のトレーニングで克服しなければなりません。

・車を発進させず乗せるだけの練習をする

・短距離ドライブに同行させ徐々に距離を伸ばす

・クレートに入れて様子を観察する など

愛犬の様子をみながら、これらの練習を少しずつおこなってみるとよいでしょう。

車酔いの薬を使う

ドライブに行く予定がある場合は、事前に車酔い(乗り物酔い)の薬を出してもらうとよいでしょう。

薬の種類によりますが、出発の1時間ほど前に飲ませるのが適切だとされています。

酔い止めには副作用をともなうものがあるため、愛犬に持病がある場合には獣医師に相談のうえで使用しましょう。

愛犬の車酔いに注意して一緒にドライブを楽しみましょう!

今回は犬が車酔いする原因や対処法について解説しました。

愛犬とのドライブを楽しみたくても車酔いするため断念していた飼い主さんに、少しでも役立てていただければ幸いです。

ドライブの際はくれぐれも愛犬の体調を第一に考え、ともに楽しい時間を過ごせるよう工夫しましょう。

The following two tabs change content below.

ボステリ

ボストンテリアが好きすぎてボストンテリア専門サイトを立ち上げました。ペットの健康やヘルスケアを中心に、皆さまのためになる情報を提供いたします。

関連記事

ページ上部へ戻る