
最近うちの子が我がまま放題! もしかして、私ってナメられてる?
半分は笑い話なのでしょうが、意外とこういったご相談をよくお聞きします。
ボストンテリアは意外と力が強かったりしますので、
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭や、女性の飼い主さんにとっては笑い話では済まない事もあるかもしれません。
ひと口に「ナメられてる」と感じる行動や仕草はさまざまなので、あくまでも飼い主さんがそう感じるだけと言った事かもしれませんが、悪い事と分かってて確信犯的に悪さをするとか、要求吠えがひどくなった・・・なんていう誰から見ても困った行動というものもありますよね。
これにはどういった原因があるのでしょうか?
今回は、なぜ愛犬にナメられてしまうのか? それと、ナメられない為のちょっとした工夫についてシェアいたしますね。
優しすぎる飼い主さんほどナメられてしまう
ボストンテリアに限らず、犬というものは常に飼い主さんを観察しています。
人の場合は仕事をしたり、家事をしたり、お友達と電話やメールなんかもしますので、常に愛犬と向き合っているわけではないと思います。
それに比べて、犬は起きている間はずっと飼い主さんを意識していると言っても過言ではありません。
ですので、かまってほしくていろんな事をしてきます。
わざとトイレをはずしてみたり、意味不明な犬っ走りをしてみたり、エサがほしくて吠えてみたり・・・
そんな愛犬の誘いに、優しい飼い主さんはついつい応えてしまうんですね。
あげくの果てには、飼い主さんの体に体当たりをしたり、マウンティングをするようになるケースも出てきます。
そんな事を繰り返しているうちに、我がままな愛犬になってしまうんですね。
朝一番に愛犬に対してやっておたい習慣
私のところにも、そうやって我が儘になってしまった愛犬のご相談をお受けする事がしばしばございます。
困った行動はそれこそ千差万別です。
そのひとつひとつの行動に対して「どうやってしつければいいのでしょう?」なんてご相談をいただいて、例えばマウンティングをやめさせるにはこうしましょう!なんて、私も駆け出しのころは答えていたんですね。
でも、マウンティングが治ったと思ったら、今度は要求吠えしだした・・・ なんて、キリがないのです。
そこで、さらにいろいろお聞きしているうちに、根本的な原因として、飼い主さんと愛犬との上下関係がくずれているという事に気づいたんですね。
これは根本的に、飼い主さんをしっかりリーダーとして認めさせないといけない。じゃあ、どうしたらいいか?
答えは意外と簡単なところにありました。
観察してみると、犬同士の上下関係は意外とシンプルな力関係で決まるんですね。体を大きく見せるためなのか、上の立場の犬は下の立場の犬によくマウンティングのような行動をしています。
これを飼い主さんもやってみるのです。
ただし、腰までは振らなくてもいいですよ(笑)
あまり頻繁にやるとさすがにいやかられますので、朝一番「おはよーっ」の挨拶がてら、背中から抱き付くのです。
朝一番のうれしい時にそれをやる事によって、いやがられる度も少なく済みますし、しっかり上下関係を確認する習性を刷り込んでいく事もできそうです。
個人差がありますので万能ではありませんが、何人かの飼い主さんに習慣付けてもらったところ効果が見られました。
「最近どうもナメられてるなぁ」とお感じの飼い主さんは、ぜひ10日ばかり続けてみられてはいかがでしょうか?

原田伸一

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